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村には保育所と小学校、中学校がひとつずつあります。令和3年4月からは保・小・中合同の新校舎で新たな教育がスタート。子どもたちは自然の豊かな環境で、すくすくと成長しています。
Shimokitayama nursery school 下北山保育所
2歳児半(共働きの世帯は1歳児)から小学校入学までの子どもを受け入れている、村で唯一の保育所です。健康な体づくりのための運動や遊びはもちろん、「困っているお友達を助けよう」「小さい子には優しくしよう」など、思いやりを育むことを目指した保育が行われています。
友達と衝突しても解決方法を見つけられるようなメンタルの強さを育むことも、職員の方々の目標のひとつ。夫婦共働き家庭、就労の形態も多様化していることから、8時間保育では困難な家庭に対して最大2時間までの延長保育も実施しています。
Shimokitayama Elementary School 下北山小学校
下北山小学校に通う小学生は、2021年現在で21人。前向きに夢や希望を持ち、自らを律して社会のために何ができるか考え、粘り強くチャレンジできる子どもを育てる教育が行なわれています。ゆったりと時間が流れる、自然に囲まれた環境で育つ子どもたちは、まさに素朴で素直。出会えば元気に「こんにちは!」と挨拶してくれます。
人数が少ない分、教員はそれぞれの子どもに細やかに接することができます。大人数の学校のように、発言の機会がないということもありません。また、学年を超えて縦割りで日々行事や掃除に取り組むため、上級生が下級生の世話を通じて成長し、そこには兄弟のようなつながりが生まれます。
Shimokitayama Junior High School 下北山中学校
昭和39年に創設された下北山中学校。令和2年に新築された新校舎では、12名の中学生が学んでいます(令和2年現在)。
校舎の内装には村内の山々で育った杉材・檜材が使われ、木の温もりを感じる校内には、うっすらと杉・檜の香りが漂います。下北山村の子どものほとんどが高校進学と同時に自宅を離れて生活を送ることになるため、村外での新たな環境に対応できるよう、自主性の向上を意図した教育が行われています。
恵まれた自然環境の中で育つ子どもたちは、みな素朴でどこかやさしい表情をしています。校内にある調理室でひとつひとつ手づくりされた給食には、村内で栽培された下北春まなやジビエを使ったカレーなど、村ならではのメニューがのぼることも。令和3年からは保育所と小学校も新校舎に入り、保・小・中がひとつの学舎で共に学ぶ新しい教育がスタートします。