「幸せな移住」をサポート! 下北山村移住コンシェルジュ。

執筆者
赤司研介
赤司研介
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地方創生という言葉が使われるようになって早10年以上が経ち、これまで交流人口や関係人口、お試し移住や多拠点居住など、さまざまなワードとともに、都市部から地方への移住が後押しされてきました。

 

下北山村も例外ではなく、この10年でコワーキングスペースBIYORIや移住体験住宅むらんちを整備したり、移住体験ツアーを行ったり、移住フェアへ出展したり、地域商社つちのこパークを通じて仕事づくりに取り組んだり……、下北山村を好きになって移住したいと思う人たちが踏み出すきっかけをつくろうと、さまざまに取り組んできました。

 

今回は、移住相談の入り口を担う「下北山村移住コンシェルジュ」の後岡道雄さん・仲奈央子さんのお二人へのインタビューを掲載。一問一答方式で、自己紹介や下北山村への移住を検討する方々に向けたアドバイスをいただきました。

 

 

後岡道雄さんってこんな人

 

 

Q まずは自己紹介をお願いします。

 

下北山村で生まれて、幼少期に橿原市に移り住みました。大阪の広告代理店に勤め、60歳定年で退職し、第二の人生は生まれ故郷の下北山村で暮らしたいと思っていたら叶いました。自分に合ったスローライフを毎日楽しんでいます。

 

Q 下北山村へ住むことになった経緯を教えてください。

 

定年間近になって、下北山に戻って何かしたいなと思っていました。親父の知り合いも多かったし、墓参りに帰るたびに「帰ってきたんか?」と声をかけてもらったり、従兄弟が先に戻っていたりして、田舎暮らししたいなって気持ちが強くなっていきました。やがて、村で空き家相談員の仕事が見つかったので、2022年8月から住み始めました。

 

Q 普段はどんなふうに暮らしていますか?

 

家族と離れて村で一人暮らしをしています。週のうち4日は仕事をして、あとは気ままに過ごしています。自炊も洗濯もします。時々、ご近所で食事をご馳走になることもあります。熊野や新宮に買い物に行って、ごはんを食べて帰ってくるのが楽しみです。一番気に入っているお店は、那智勝浦にあるマグロ屋さんです。おいしいうどん屋さんやラーメン屋さんもあるので、そのあたりはよく行きますね。

 

畑もしますし、地域の祭りや直会にも参加させてもらっています。お祭りは、行っていいのかわからずしばらく躊躇していたんですが、幼馴染が誘ってくれたのをきっかけに行けるようになりました。行ってみたら、皆さん「よう来たな」ってウェルカムで迎えてくれました。

 

Q 下北山村はどんなところですか? どんなところが気に入っていますか?

 

周りに自然がいっぱいあって癒されます。みな優しくて、親切です。よく声かけてもらえるのはうれしいですね。

 

 

Q コンシェルジュのお仕事内容を教えてください

 

空き家の所有者さんと購入希望者さんをマッチングする仕事です。物件をウェブサイトで紹介して、購入希望者さんを案内します。登記簿や公図をもとに物件を確認し、売買が決まれば仲介や相続手続きなどの業者を紹介します。

 

Q どんな人から移住の問い合わせがありますか?

 

大阪府に住んでいる人からの問い合わせが多いです。そのほか、奈良県北部や兵庫県などからもあります。定年後のご夫婦が田舎暮らしを求めて畑付きの物件を探していたり、古民家をDIYして住みたい人、バス釣りが好きな人、山登りが好きな人、自転車が好きな人などからの問い合わせもあります。

 

Q 移住先を決める時に大事なことはなんだと思いますか?

 

十分に下見をすることですかね。あとは、知人をつくって、直接聞くという方法もおすすめです。村のことをよく知らないで来て、半年くらいで出ていってしまう人もいます。なので、問い合わせがあったら、まずは「この村のこと知ってますか?」と聞くようにしています。「来たことがない」いう人には「一回見に来たらどうですか?」とアドバイスします。メディアで流れているような田舎暮らしのイメージを持ちすぎていると、現実とのギャップが大きかったりしますから。

 

Q コンシェルジュとしてどんなことを心がけていますか?

 

空き家といっても、所有者さんにしてみれば大切な家であり、先祖が残してくれた宝物です。手放すにあたり、寂しい思いもあるだろうし、親戚に対する後ろめたさもある。そのあたりを留意しながら、接するようにしています。

 

「こんな汚い家売れへんやろ」っていう人も多いんですが、「直して住みたいという人もいますよ」とか、買う人次第だということ、マイナス面ではなくプラス面を伝えるようにしています。家がある程度傷んでいても、立地がよい、景色がよいという理由でその家を選ぶ人もいますから。

 

購入者さんにも、村のよい点を伝えるようにしています。自然がいっぱいあること、夏の楽しみとか、私自身が親切にしてもらってることとか。ほかにも、海が近くて新鮮な魚が食べられることとか、すごく住みやすいということを伝えます。

 

マイナスなところをあえていう人もいるけれど、それは田舎はほとんどどこでもあることだから、聞かれたら答えるけど、率先しては伝えないです。僕は住んでいて本当によいところだと思っているから、それを素直に伝えるようにしています。

 

Q どういう人が下北山村に向いていると思いますか?

 

この村に限らずですが、田舎が好きで、誰とでも仲良くできる人ですかね。田舎暮らしは不便です。コンビニもないけど、それを受け入れて、楽しめるとよいと思います。何事もおもしろがれるといいですよね。不便を不便と思わないというか。あれがない、これがないじゃなくて、ないならないなりに工夫してみる。田舎の人はそうして生きているから、教えてくれたり、一緒にやってくれたりします。工夫することを楽しめると、楽しいですよ。

 

Q 最後に、読者の方に向けてコメントをお願いします。

 

下北山村は自然がいっぱいで、親切で優しい人がたくさんいます。ぜひ一度遊びに来てください。子どもみたいに楽しんで、おもしろがってもらえたらいいと思います。

 

続いて、仲奈央子さんにもお話を聞いてみましょう。

 

仲奈央子さんってこんな人

 

 

Q 自己紹介をお願いします。

 

東京都目黒区で生まれ育ちました。移住コンシェルジュのほかに、「コワーキングスペースBIYORI」の管理業務、ふるさと納税業務を担当しています。また、二人の子どもの子育てをしながら、個人で音楽教室やリトミックイベント、エレクトーン弾き語りの演奏活動も行っています。

 

Q 下北山村に住むことになった経緯を教えてください。

 

2019年に移住してきました。当時、東京で勤めていた会社で地域PRの仕事をしていた頃、「日本遺産吉野PR業務」の公募になぜか惹かれ、一人で企画し、事業を受託しました。その仕事で村の前鬼集落を訪れることになったのですが、雪の中、携帯電話がつながらない場所に単独で下見に行くことを不安に感じていたところ、村から紹介され同行してくれた職員が現在の夫でした。遅刻した私を笑顔で迎えてくれた彼は愉快で親切で話しやすく、まるで親戚のようで、村全体に流れる「ぼちぼち生きましょ」という雰囲気にもとても惹かれました。

 

Q普段はどんなふうに暮らしていますか?

 

子どもが生まれる前は、夫の狩猟に同行したり、夜の川に潜って鮎を突いたり、街ではできない体験をするのが楽しみでした。子どもが生まれてからは子ども中心の生活を送っています。

 

子どもたちが温泉好きなので、平日は村内のきなりの湯、休日は近隣の村にある温泉によく行きますし、保育所のお迎えの後は、子どもたちと村内を探検します。最近、やまびこが繰り返し反響する場所を見つけました。

 

徒歩3分の義実家の畑で野菜の収穫をさせてもらったり、望遠鏡で月や星を見せてもらったり。仲良くしてもらっている方からも、季節の珍味をいただいたり、蜂蜜とりを見学させてもらったり、鮎つかみ、レンゲの種まきなど、いろんな体験をさせてもらっています。

 

私自身は音楽活動が好きなので、月一で音楽サークルの集まりを開いて楽しんでいます。

 

 

Q 下北山村はどんなところですか? どんなところが気に入っていますか?

 

規模感がちょうどよい村だと思います。人口も少なすぎず、多すぎず。村内ぐるっと、車で30分で回れるのも便利です。やりたいことを行動に移しやすい、叶いやすいというのもあると思います。

 

 

Q 移住先を決める時に大事なことはなんだと思いますか?

 

少し長めに滞在して、おためし暮らしをしてみるのがいいんじゃないかと思います。下北山村といっても、集落がいろいろあって、それぞれカラーが違うので。この村のどこに住みたいか、現地に来てどう感じるか、どんな人がいるのか、事前に知っておくと、「イメージと違った」ということが起きにくいかもしれません。

 

Q コンシェルジュとしてどんなことを心がけていますか?

 

ネットで調べるだけじゃわからない、ちょっと踏み込んだ質問にもお答えして、変によく見せるのではなく、ありのままを伝えるようにしています。また、話しやすいように、気楽な雰囲気づくりができたらと思ってます。

 

Q どういう人が下北山村に向いていると思いますか?

 

人と話すのが好きな人でしょうか。周りとあまり関わりたくないという人は、実はあまり向いていないかもしれません。人が少ないから関わりが薄いのではなく、人が少ないからこそ関わりが濃いので、関わりを楽しめないと、しんどくなってしまうかもしれません。

 

Q 最後に、読者の方に向けてコメントをお願いします

 

些細なことでもいいので、お気軽にご連絡ください。お話を聞くのが好きなので、たくさんお話ししましょう。ご連絡をお待ちしています。

 

いかがだったでしょうか? 下北山村への移住を検討中の方はもちろん、ほかにも移住先の候補はあるけどという方も、お気軽に移住相談窓口までお問い合わせください。下北山村の移住コンシェルジュが、あなたの想いに寄り添い、「幸せな移住」をきっとサポートしてくれるはずですよ。

Akashi Kensuke
赤司研介

合同会社imato代表。2児と2猫1犬の父。東京の広告制作会社でコピーライターとしてキャリアを積み、2012年に奈良へ住まいを移す。大阪の印刷会社CSR室でさまざまな地域プロジェクトに関わった後、2016年に独立。2021年6月、「今と生きる」を目指す「合同会社imato」を設立。以後「今とつながる編集と執筆」に取り組んでいる。伝えるを育む編集者ユニット「TreeTree」共同代表。「NPO法人ミラツク」編集担当。奥大和の今と兆しを表現する『奥大和ライフジャーナル』、下北山村の暮らしと関わりを届ける『きなりと』、彩り豊かな御所を描く『ごせのね』など、複数のローカルメディアを編集・運営中。

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